BTC 5339
Professional Series
Keyboard 


 
FCC ID E5X5R5BTC 5339R-O
    Made in Korea.

 

キーボードラベルに Professional Series と書かれている割には全体的にチープな印象です。 価格的にもそれほど高価なものではなかったのではないかと思われます。
 "Professional" というと何となく高級品というイメージがあったりするのですが、Cherry の G81 のメンブレンタイプがやはり Professional Keyboard に分類されていたりするので、「 静か」で、「一日中プログラムを書きまくっても疲れない」 というのが "Professional" なのでしょう。

小麦色のお嬢さんはそれなりに魅力的ですが、このキートップの焼け具合は 5576ーB01 といい勝負かそれ以上。
チープだ、魅力的でない とは言いつつもここで取り上げたのは、このキーボードが比較的珍しい (といっても最近では 東プレのリアルフォースで注目されていますが ) 静電容量方式のスイッチ*1を採用している事、 並びに本製品の軸周りの構造がスプリングの違いはあるものの 日本IBM 5576-B01 と酷似しており、コイルスプリングを使用した 5576-B01のリニア化*2にあたって商品実例としての意味あいがあります。  軸構造では Keytronic の静電容量方式もほど同様です。

*1  静電容量方式のスイッチ については  Qwerters Clinic 過去のニュース 12/02 の12/23の部分を参照下さい。
また、 鍵盤午訪斎 では Keytronic製品品並びに同OEM のCompaq ブランド品が取り上げられています。

*2 5576-B01のリニア化 は SPARCさんによるアイデアです。

 

軸(表面から)、並びに 5576-B01改 との比較

キートップを外した状態
トップはB01以上にこんがり焼けている 

3種類のスプリングを実装した 5576-L01 ^^)      キートップの状態は良好です。

キーの印字はB01と同じですが、コーティング材料が良いのか、焼けの割には文字消えなどはありません。 よっぽど陽射しの強いところに置かれていたのでしょう。

軸とスプリング

スライダーと先端のスポンジ並びに金属フィルム、 およびスプリング。
構成は Keytronic とうり二つ。 フィルムに導通無しをテスタで確認

スプリング

スプリングの長さは0.95cmってとこ 上: BTCのスプリング
下: 5576用 手製の各種スプリング

スイッチ構造が同じなだけに基盤のスイッチ部のパターンもそっくり。 尚、パターン面静電容量方式であるため銅箔が剥き出しになる必要は無いためジャンパーや抵抗、ダイオード類の取り付けランドを除いて緑のコーティング (名前は忘れた)で覆われています。

基盤裏面
軸を収めたプレートの裏面

 

嘘みたいな製造年月。  
この製品はFCC 認証から4年後という事になり、 当初TAIWANで製造していたものをその後韓国工場でも製造したという事ではないかと思われます。

底板は一応金属板ですが軽量級の薄いプレートで自重増にはあまり貢献していません。

静電容量方式という点を除けばスイッチの軸周りは 5576-B01とよく似ており、加えて同系列の 5539-R がラバーカップを採用しているという事もあり、 5576-B01 のコイルスプリング化がよく似たタッチ となることは容易に想像できると思います。 そしてほんとにそっくりです。  B01 の場合は5539のスポンジの替わりに軸先端のバネ ( 金属スプリングなのかスポンジなのかは知りませんが ) がスイッチ ON から押しきりまでの遊びを確保しており、ON のポイントがかなり高いところにあると思われ浅めのタッチでも入力ミスが発生しません。  BTCの場合はキートップを軸に押し込むことによりキートップと一体化されたと軸がバネの力でプレートから持ち上げられ基盤面と軸先端スポンジに取り付けられた金属フィルムとの間にクリアランスが保たれるようになっています。
BTCの難点はキートップのぐらつきが大きいことで、バネのフワフワ感とあわせてやや頼りない打鍵感となっています。


実は画像撮影中にスプリング1個デスクの裏側に落としてしまったので、やむなく手製スプリングを入れましたが鈍い指先はその違いをほとんど感知しておりません  ^^;。

 

おまけ 

BTC 5539-R ( -O無しのラバースプリング軸部分 )

ラバーカップが 5576-B01の逆配置と異なり順当に下の方が大径になっています。 

画像で見る限りではなんとなく劣化が早そうな感じがしなくもないのですが..... 

 

5539には純粋メカニカルスイッチを採用した別バージョンもあるようですが、まだ実物は確認しておりません。  同じ型番でよくやると思いましたが、考えてみれば 日本IBM の5576も一緒です。 BTCのモデルも5539に続く番号に IBM同様何らかのコーディングの規則があるのでしょう。

 


について  ( 2004.03.08 追加)

BTC社そのものは台湾のメカーで FCC検索でも会社の所在はTaipeiとなっています。  他の53シリーズのラベルを見てみますと MADE IN  TAIWAN R.O.C となていますので、たまたまこのモデルは韓国工場で製造されたという事でしょう。
現在でもPC関連機器、キーボードなどを製造販売しているようです。

 


04.03.24 追記

5339シリーズにラバードームスプリング仕様の 5339R があることは紹介しましたが、5339Rのラバースプリングを R-O のコイルと入れ替えてみました。
5339RのTOP COVER もかなり黄ばんでいたのですが漂白したところとても綺麗になったという事と、基本構造は R-O と同じではあるものの足の取り付けがややレトロな感じである事、とキートップが2色成型であるという点が気に入ったので5339Rの方を R-O のコイルスプリングと取替える事により、 静電容量+ Coil Spring のまともな体裁の Professional 版としてレストアしてみようという魂胆です。  タッチは ゴムとコイルの違いは別にしても微妙に異なっており、軸先端に取り付けられたフィルム付きスポンジ状のパーツが ラバー版の方はやや堅めに感じられます。  コイルスプリング版のR-Oの方が使用頻度と経年変化でヘタってしまったか、あるいは意図的に堅さが変えられたのかはわかりません。  ラバー版の方が製造年は古いはずなのですが押し込んだ時の感触はしっかりしているように思えます。反面スポンジが基盤に接した後のスポンジの圧縮に伴なう沈み込みが2弾ロケットのような感じがしないでもありません。 533R-O で感じたフワフワ感はかなり薄まってスポンジ自体もバネの反発を補っているようです。

さてそれでは レストア版5339R-Oで書いてみましょう。  
......フム、 古い方と違ってかなり浅い位置でスイッチがオンになり、バネ圧もやや強めに感じられます。  強すぎるようであれば軸そのものも古い方から移植してしまえばいいでしょう。  心持ち盤面左側のキーが重く感じられます。
まさか元の R-O 状態ではキーによってバネが違っていたのではあるまい....なるべく一列づつ揃えて取り替えたつもりではあるのですが....
とりあえず全てのキー入力は正常。 MACROキーはわかりませんけど.....

5339Rの詳細
  FCC ID  :E5X5R5BTC-5339R   (認証は 1989年 5月22日 で R-O の1年前)
  Model    :BTC-5339R
  MADE IN TAIWAN  R. O. C. (韓国製ではない)
という事でBTCご本家による製造らしい。

BTC 53シリーズ ( 他にもあるかもしれません )はスイッチそのものは凝っているのですが惜しい事にBODYの造りが貧弱です。
むしろ底板もプラスチックになった 91年認証の FT7000 85Serieis  (ラバースプリング採用) の方が筐体の造りはよいのかもしれないと思えたりします。


追記 2004.04.18
漂白も善し悪し

上部ケースは未処置。 キートップのみ試してみました。  トップの画像は洗剤で入念にクリ−ニングした後で撮ったものですがご覧の通りコンガリ焼けています。 その後に入手した同系列の BTCキーボードが日焼けも少なく漂白でよい結果が得られたので、もしかすると 5339R-O のコンガリお肌も変わるのかと思い漂白を試した結果が上の画像です。 よーするに見た目は一応白くなっていることがお分かりいただけると思います (一部のキーは落ちが悪かったので再度強制入浴処置の最中です )。

スプリングをコイルからラバーに変えてあるだけでこれは 同じキートップ なのです。 
しかし....

 

全てがまったく同じように漂白できるわけではなく、まばらに漂白されるためむしろ汚れが目立つというちとよろしくない結果になりました。
加えて白くはなったものの潤いの無いカサカサお肌です。  文字周りのコーティングのような部分は浮き出てしまいました。 グレーのキーは色そのものが落ちてしまったような感じがします。

以上は漂白剤原液におよそ8日ほど浸けた結果です。  一緒に入れていた NEC PC-9801R のキートップはほとんど変化がみられませんでした。  初期型98の方は若干ですが効果が認められました。
漂白の世界は奥が深いとのご忠告がありましたが、「均一に漂白する」、「灰色キーの引き上げ時」などなどかなり難しいものがあると実感いたしました。
それにしてもスペースバーの変わりようは大したものだと思いませんか? 

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