5576-L01 
 Space Walker

なんてモデルは無い
( 5576-B01 リニア化 )


SPARCさんが Keyboardの部屋5576-B01 をリニア化するという記事を紹介されました。  ちょうどそのとき ラバータイプ モデル M のスペースバーが自力で元の位置に戻らないというドラブルに見舞われていましたので、スプリングを自作できるのならちょうどういい、ということで試しにスプリングを巻いてみました。  最初はSPARCさんのサイトの 自作スプリングとは比べようもないみっともないスプリングができましたけど、何度かやっているうちにそこそこまともに巻けるようにになり、 肝心のスペースバーのトラブルを何とか解消することが出来ました。 

凝り性の私はもう少し綺麗に、 もう少し強めにとかやっているうちに、106個のスプリングをこさえることも夢ではないと思い始めました。  

 

でやってしまいました。

素人細工ですから出来具合はたかが知れていますけど、もともとラバーのポッコンポッコンが嫌で システム設定のときに使う程度だった B01 がなかなか 快適というか 怪しい というか、 非常に面白いキーボードになりました。

リニア化の詳細は SPARCさんのサイトをお読みいただくことにして、私なりに感想を述べて見たいと思います。

BTC というメーカーの古いキーボードで 53シリ−ズ Professional series Keyboard という製品群がありますが、 これらは 静電容量スイッチにコイルスプリングを組み合わせた構造となっています。  軸周りはちょうどB01のラバー部分がスプリングに置き換わった、というところです。  他に似たような構造というと メンブレン + スプリングの Fujitsu  4720シリーズも挙げられると思います。 また、最近ではマニアに人気の東プレ リアルフォースが スプリング + ラバーカップ という構造になっています。  接触接点かそうでないかは別にして スイッチがオンになるまで押下圧がキーのトラベル量に比例し直線的に増加していき、スイッチが on になる近辺の カックンというクリックが一切無い というのが、要するに リニア という事なのだと理解しています。  
ゴムの場合はどうしてもゴムのへこみと戻りの両方で ポッコン という反応を伴なうわけですが、良質のラバータイプはこのあたりをうまく押さえているという事なのでしょう。  東プレの場合はかなり柔らかめのラバードームにこれまたかなり柔らかい円錐状のスプリングを組み合わせて 超軽めのリニアスイッチとなっています。 (ついでにこれが静電容量だというのは物理学が苦手な私にはどうしても理解できなかったりします )。

さて リニア化なった B01、 即ち 5576-L01 の打鍵感はというと...
当初 私は 「 BTC 53にとてもよく似ていて、バネの強さをうまく調整できれば Cherry MX 黒軸 にかなり近い」、 と Still Crazy で表現しましたが、 もっと的確な表現を見つけました。   papa_575さんの KeyboardersCherry MX 黒軸 の G80-1800LPMEU  の紹介記事がありますが、 氏は "トランポリン" と  "ビヨンビヨン" いう言い回しで黒軸の感触をとてもわかりやすく明快に表現しています。   そして BTC53 の感触 並びに L01 の感触はそのトランポリンなのです。  これはスプリングの工作精度にも大きく左右されるものではないかと思っています。 
元となった B01 はメンブレンスイッチ*1導電ゴム式のようですから ON となるには物理的接触が必要で、たぶんに底突き以前にそのポイントはあるのだと思いますが、 改造 B01 即ち L01 はかなり浅めのタイピングで表面を軽く押す程度の打鍵で入力が可能です。 
B01 の 白い樹脂軸を押してみればわかりますが、ラバーカップ以外にこの樹脂の先端にバネ( ゴムか金属スプリングかはわかりませんが )仕込まれており、 キーの底突き以前に樹脂先端がメンブレンをヒットし内部のバネのトラベル量と底突きまでの間に遊びが設けられているという事であり、これにより メンブレンシートを痛めることなく適度な底突きも実現しています ( と勝手に想像している 。 間違っていたら ゴメン。 )   この先っぽのバネとメンブレンを押すパーツのおかげで、 ラバーカップに替えてスプリングを実装した L01 が比較的浅めの打鍵で入力可能となっている、という事なのでしょう。   L01 の唯一の難点は 底突き感 が無くなってしまう( あるいはかなり薄れる ) という点にあります。  これは バネ の長さ 並びに強さでかなりの部分がコントロール可能ではないかと思いますが、いかんせん素人細工ですし、このあたりを正確にデータを取るほどの工作技術は持ち合わせていないので、断言はできません。
底突きがない、 トランポリンなビヨンビヨン という 2点 において  5576-L01 の評価はかなりはっきりと分かれるでしょう。  二度と触りたくないと思う人と、ふ〜ん 面白いジャン という人と.... どちらともいえない、というのはまずいないのではないかと思います。   変態な私はバチバチのバックリングが好きなのに何故か 5576-L01 も好きです。     指先を怪我しながら頑張って150個近いスプリングを巻いたんだもの、良い、悪いを通り越して愛着が先にきて正しい判断が出来なくなっているだけです。  

*1   5576-B10 の場合 導電ゴム式 というのが正しいようです。 3層のメンブレンシートの上下がキーで押されて接触して導通するのではなく、 カーボンが塗りつけられた導電ゴムがキー軸に押されてシート上の接点を繋ぐというファミコンやTVのリモコンのような構造、という事のようです。
自分でちゃんと分解してみないといけないですね。  私が先端のバネと書いたのは導電ゴムの腕そのもののようです。 遊びは "腕"のたわみというところでしょうか。 
アップしてすぐ 訂正  ^^;    Mouse Fanの 管理人さん情報提供ありがとうございました。   2004/01.18

 

尚、上の画像でセットしたスプリングは 5.5mmの芯棒 (普通サイズのドライバ )に巻いたスプリングを使用していますが、その後あれこれ試した結果 5.2〜5.3mm程度の芯棒に巻いて6条程度で長さ1cmあたりが私にはちょうど良いのではないかと思っています。

意味があるかどうかは別として、 Keytronic の静電容量型、 あるいは B01とまったく同じスイッチ構造の Mitsumi 製 M もどき 101 あたりも同様の加工が可能です。 

5576-B01 SPARC改 「5576-L01」を広める会     
副会長       
さんでー     

 
   
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