WIN
Model NO:
SK00A2-1U
FCC ID GYUSK-0002
ALPS/White Slider/Click
Mfg Date : Nov.29.1991
MADE IN TAIWAN R.O.C.
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帯状のセルロイド系のプレートに素っ気無く
WIN
とだけ書かれています。 WIN なんて聞くと
Windows 95 Compatible の Windows Key
が付いた安価な大量生産品というイメージがありますが、
一応正統派のAT キーボードです。
製造元は FCC ID でわかるとおり TAIWAN、 SILITEK
Corporationで、DELL
AT-101後期版以降DELL社に数多くのキーボードを供給している会社です。
DELL AT-101 はALPS製から SILITEK製に替わって品質が落ちたというのがもっぱらの評判でプラスチック材質などにおいて確かにそういう面は見受けられますが、入手した
WIN キーボードの盤面はやや灰色がかったクリームですが、新品の状態を知らないのでこれが経年による変色かどうかはわかりません。
もっとも
APPLE拡張のように目を覆いたくなるような状態ではありません。
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なんだか素っ気無いロゴです。
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キートップの感触はなかなかよいと思います。
字体はすっきり系のやや細身なものです。
このキートップ字体は NORTHGATE OMNIKEY
にとても近いものがあります。 もしかすると
OMNIKEY の製造委託先は SILITEK社なのではないかと思えてたりします。
色使いも 赤、緑、藍 があり加えて
キートップ形状もとても似ています。
もっともキートップだけの供給元が別にあってそこにいろんなキーボード製造会社が発注しただけかもしれません。
BODYの造りとでいうとむしろ FOCUS社の このキ−ボードがOMNIKEYに非常に近い、というかpingjingboさんも書かれている通り
プロトタイプ といえます。(
底板の足周り、ケーブルガイドのツメとかはまさにOMNIKEYです
)
下の画像をクリックすると特大サイズになります
( 重いですけど )
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スイッチ |
スイッチはALPS角軸の白のクリックタイプです。
Omnikey 101/102などでよく見る スイッチですが
キートップ一体の感触としては、当方所有のOMNIKRY
101/102
よりごく僅か軽い感じがしますが堅めの底突き音などはよく似ています。
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先にも述べたように
ALPSスイッチの白軸/クリック タイプです。
キーキャップは2色成型ですが、厚みはそれほどありません。
( OMNIKEY とほぼ同じ) |
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ケース上のロゴからすると、純正ALPSと思われる
IBM 5556 の緑軸や DELL AT101
旧ロゴ版と同じやや細めのロゴとなっており、本物のALPSスイッチに間違いないでしょう。 |
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これも白軸スイッチとしてはごく普通のスイッチ部です。
スプリング長は 11mm |
Omnikey 101/102などでよく見る スイッチですが
キートップ一体の感触としては、バネはOMNIKEYあたりとさほど変わりませんが底突きの感触はむしろ
OMNIKEYより好ましいと思います。 |
背面
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MODEL NO: SK-00A2−1U
FCC ID: GYUSK-0002 |
FCC 認証 は 1990年 7月24日 ですが、
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本機の製造年月は 底面パネル内側の刻印では 1991年 11月29日となっています。
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このキーボードは 頻繁にeBayで見かけます。
Omnikeyのように高価なものではありませんので、 ALPSメカニカル
を実感できるキーボードとして持っていても損しないキーボードというところでしょうか。
青だピンクだと騒がれないだけに気軽に使えます。FOCUS社のFK2001(
偽ALPSもある )と並びALPSスイッチ採用のごく標準的キーボードといえます。
最近出回っている ATTESA 、DIATEK
製のキーボードの賑やかさとはかなり趣が異なり、
キーの打鍵感だけなら「引っかかりの無い」 OMNIKEYと同一レベルです。
筐体に金がかかっていない分 重厚さとか 安定感
という要素に欠けるのはいたしかたありません。
技術的にはそこそこのものがあったからこそ、DELL
が途中からコスト優先で SILITEKに乗り換えたのではないかと思うのですが....もちろん
その後の更なるコストダウンの結果に見るべきものはありません。
Silitek社について
現在は Liteon
Corporation の一部となっているようです。
Liteon社はなんと MaxiSwitchも吸収したようです。
2004.03.09現在 silitek.comは妙なレスポンスを返してます
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