SCSI /A  made in Japan

   

ここでは主に日本独自(と思われる ) IBM 純正のSCSI /A をとりあげます。
5570 あたりで使用された フルサイズの16ビット SCSI /A (Trible) あるいは 5580 搭載のフルサイズ キャッシュ付 SCSI /A  (Spock) は省略いたします。 これらについては Louis Ohland 氏のページを参照してください。




SCSI アダプター/A 16 ,   P/N   07G3169  
キャシュなしのハーフサイズ アダプタでAdaptecの AIC6250EL を搭載するもので、SCSI MICRO CODE は旧バージョン です。   このアダプタがいつ頃発売されたのか不明ですが1991以前のモデル向けのオプション品だったのではないかと思います。  バーストモード時の転送速度は最高 8.3M/sec 。

 
 

U1   HM6264LFP 
U2   64F4376 ( 27C256 ) 
U3   64F4377 ( 27C256 ) 
U4   84F8233 ( 27C256 ) 
U5-U8 ALS373 
U6   N8032AH 
U7   OKI 15F7917 
U9   33F6715 
U10 OKI 33F6910 
U11 Adaptec AIC 6250EL

Y1   125KD 
Y2   20AKSS1M 
RN1-3 Terminator Register Packs 
 

 



Short SCSI A/16  P/N 35G2976 (  there are serveral P/N for this adapter )  
新しいMICRO CODE SETのキャシュレス 16BIT アダプタです。
これについては Louis氏のページにも解説が出ています。




SCSI アダプター II /A 32 with Cache  ( Auto Termination ),  
P/N  35G2818 

  5551-Rあたりに搭載されていたと思われるアダプタで 正しくは「SCSI アダプター II /A 32」 と表記されており旧版と 区別して “-II “ がついています。 これは いわゆる SCSI-2規格ではなく あくまでも SCSI-1 のカードです。   ただし純正IBM SCSI はSCSI-2のコマンドセットをサポートする、 のだそうです。 意味がわかりませんけど....
   
    ・ 512KB のキャシュバッファーを搭載
    ・ バース時の転送速度は 最高 16.6MB/sec
    ・ オートターミネーション機能あり。  

 このアダプターがシステムガイドなどででてくる ID#06G6760 というもので、この P/N 35G2818 はそのうちの一つなのではないかと思いますが、何しろ箱入り新品というものを見たことがないので定かではありません。
 

U1  84F8324 
U2/U7  9336HAK,  TC514256AJL-70
U3/U8  9336HAK,  TC514256AJL-70
U4/U9  9336HAK,  TC514256AJL-70
U5  ODD   92F2245 
U6  EVEN 92F2244
U10  15F6903 
U11  33F6715 
U12  10G4890 
U13  Intel N80C188XL 20 
U14  M5M5256BFP-12L
F1  Fuse *1
Y1  20.000 
Y2  32.000
Y3  25.000 
RN1 Yellow DIP Terminator

基本的には 1G以上のハーディスクをIML用途で取り扱うことができるのですが、PS/55の場合はPS/2 と異なり システムBIOS側が対応していないようで、このカード本来の御利益にあずかることができません。
PS/2と同一の 8595-Jxx で使用すれば標準搭載の新型フルサイズキャシュ付32ビットアダプタと同様の機能を提供 します。
オートターミネーション機能を持っているので外部機器を接続する場合に黄色のDIPターミネーターを取り外す必要は無いはずですが、何故か5551-R のマニュアルには外部機器接続の際は取り外す事と記載されています。

尚、 8595-Jxxで使用する場合 IML ドライブを ID=6 に設定しなくても自動的に 6番からサーチして最初に見つかったドライブを IMLドライブとして認識します。
PS/55 の IML系システム( 5580、 5560 、 5550-W など )で使用するには IMLドライブを ID=6 にセットする必要があります。
 

*1 F1ヒューズについて
以前に シングル/ディファレンシャル のコンバーターを接続してテストしている最中に何がいけなかったのか F1 のヒューズ が焼損した事がありました。 当時「1G以上可能」というこの種のアダプタは1枚きりでしたので使用不可能になったときは目の前がクラクラしました。

    カード上をあれこれテスタであたっているうちに F1 の導通が無いことに気づき 16bit アダプタと比較した結果 F1が焼ききれていることを突き止めました。 NIFTYの会議室で問い合わせたところ たぶんに「ポリスイッチ」とか呼ばれる規定電流以上で機能するヒューズであろうということを教わり、秋葉原の鈴商でよく似たパーツを入手しました。

    パーツ表面の記載からすると許容電流値が異なるように見えましたが、F1部分をワイヤでショートしてヒューズ無しで使用するよりはマシだろうと思い取り替えて見たところバッチリ復活いたしました。
 

    



SCSI アダプター II/A 32 with Cache  ( SIP Terminator Register Packs ),  P/N 07G3063 
記のアダプタの 黄色のDIPターミネーター( 俗称 ゲジゲジ )が3連のSIPターミネーター(俗称 ハタボー;IBM製の場合取り外しを考慮して P/Nを印刷した白い引き抜きようのヒラヒラがついている)に替えたもので前出のものからオートターミ ネーション機能がなくなっただけではないかと思うのですが… 一説によればIMLで 1G以上を扱うことは可能だが、1G以上のシングルパティションをこさえると OSブートができないということらしいですが自分で検証したわけではありません。
 
 
 
U1   84F8324 
U2/U7  9306HAK ( T51256T-70 ) 
U3/U8  HM512456AJP8 ( キャッシュ ) 
U4/U9  HM512456AJP8 ( キャッシュ )
U5   ODD 92F2247 
U6   EVEN 92F2246 
U10  15F6903
U11  33F6715 
U12  10G4891 
U13  Intel N80C188-16 
U14  M5M5256BFP-12L

F1    ヒューズ
Y1    20.000
Y2    32.000 
Y3    25.000 
RN1-3 ターミネーター( removable ) 
RN4    Register ( soldered) 



2/3 Length Cached SCSI A ( 内臓用50PINコネクタ タイプ),  
P/N 95F4488 


 古いタイプの 32ビットカードで 5561-W1/W2 に搭載されていたものです。

U1     Adaptec AIC-6250EL 
U2/7  M5M4256AL-10 ( ZIP RAM ) 
U3/8  M5M44256BL   ( Cache, ZIP RAM ) 
U4/9  M5M44256BL   ( Cache, ZIP RAM ) 
U5     HM62256LHP-15T 
U6     ALS373 
U10   BIOS P/N 64F5984
U11  N80C188
U12  15F6903
U13  33F6715
U15   64F4376  EVEN 
U19   64F4377  ODD 
U18   OKI 15F7917 
U20-24  ALS45A 
U25   ALS244B 

F1
   Fuse
Y1   20.000 
RN1-3
RN4-6 Terminator packs 
RN7    R 

J1    内部 50ピン SCSI コネクタ
 

 

SCSI MICRO CODE は 64F4376/77 のセットで IML ドライブに 1G以下の制限があります。 
このアダプタはIBM純製のSCSI /Aで唯一 DB50 のATでは一般的な内部コネクタを持つものだと思います。  5551-N のオンボードタイプ と FUTURE DOMAIN のMCS700 のOEM版(PATRIOT と呼ばれる)も同様の50ピンコネクタを持ちますが、他の純正SCSI /Aは全て50 ピンのエッジカードコネクタを採用していますのでそういう意味では珍品といえるのではないかと思います。

    


こんなのもあった  60用? SCSI/A  P/N 79F1140  

50ピンのコネクタは上記だけかと思っていたら、お仲間カードがありました。上記 P/N 95F4488 の内部コネクタの向きがカード前方へ開口しており、加えて PS/55 なエッジカード 50PINコネクタも併せ持つ、 さらに Cache RAM が......あるのかないのかわかりまシェン。  

U1     BIOS P/N 84F8233
U2    64F4376  EVEN 
U3    64F4377  ODD 
U10  33F6910   M91V034 OKI 
U12  33F6715
U20 HM6264ALFP-15R
U21 N8032AH    
U24 Adaptec AIC-6250EL    
U25 15F7914 M91H048 OKI 
D1
F1
   Fuse
Y1   20.000 ?
Y2  Unknown
RN1-3 SIPターミネーター 
J1    内部 50ピン SCSI コネクタ
J2   50ピン エッジカード SCSI コネクタ
J3   外部SCSIコネクタ 



ハードディスク内臓 SCSI アダプター/A 32 ,    P/N 35G3785 
これは 新型の SCSI アダプタ- II A/32 に 80MB の 2.5” SCSI  HD を搭載したもので5530系を対象としているのではないかと勝手に想像しています。 カード上のHD は標準状態では ID=6 にセットされています。
 2.5” のドデカ容量SCSI ドライブがあればとても使いでがあると思うのですがそういうHDはなかなか入手できませんので、 80MBを IMLドライブとしてブート順位を変更して4G程度のSCSIドライブからOSをブートするというのが順当でしょうか。

1992年7月 発売当初のサポート・システムは  5510-T、 5530-S/T/U、5541-T、 5551-S/T/V となっていました。 
    
    ID   #35G3780
    P/N  35G3785

U1/2  HM514256AJP8
U3/6/7/8 
       
HM514256AJP8
U4      84F8324
U5      5F6903
U9      10G4890
U10    33F6715
U11    intel N80C188-16 
U12    92F2244  EVEN
U13    92F2245  ODD
Y1
 
    20.000
Y2     25.000
Y3     32.000

       ボード上のパーツ類は全て ハーフサイズ SCSI ADAPTER -II /A 32  P/N35G2818 と
      同一で、パーツレイアウトが異なるだけ....と思われます。
 


PS/55 のSCSI について 

以下の内容についてはまるで保証するものではありません。 私は電気的な知識、あるいは コンピューターのプログラムなど皆無に等しいのですが、自分であれこれ試している中でどうやらそのようである、という程度の事を自分なりにまとめてみました。 
PS/55 のSCSIに関する正確な資料も持ち合わせておりませんし、何より持っていたとしても専門的な記述は私には理解できません。 またテスト環境・機器が十分でないこともありますので誤りも多いかと思います。 事実と違う点にお気づきになられた方はご指摘いただければ幸いです。

PS/55 のシステムBIOSは 1G以上のIMLドライブをサポートしない、ということはよく知られています。 PS/2の場合かなりの機種が新しい SCSI MICRO CODE SET である 92F2244/92F2245 と SCSI BIOS 10G4890 を使用したSCSI /A を使用した場合 1G以上のドライブを IML用に使用することが可能です。
しかしながら比較的新しいモデルである 5551-N、あるいは 5580-W、 5560-N あたりでも、これら新タイプの SCSI /A を併用しても 1G 以上のドライブをIML用に使用することはできません。  PS/55 のシステムBIOS はこれらの新タイプのSCSI /A の本来の機能を十分にサポートしていない、ということがいえようかと思います。

以下に IML で1G以上をサポートしないもの (グループ A ) と 1G以上をサポートするもの (グループB )にまとめてみました。

 Group A. Adapters not capable to handle >1G IML drive and/or Boot drive
  P/N   Size   搭載機種 BIOS P/N   ROMタイプ  ターミネーター   Remarks
 6451018  Long,  32bit    5580-Y  64F4376/77  EPROM   無し   *2
 15F6561  Long,  16bit   5570-V  64F4376/77  EPROM   DIP   *1
 95F4480  2/3,     32Bit   5560-W1  64F4376/77  Flat package   SIP   *2
 07G3169  Short, 16bit    51-W ?  64F4376/77  Flat package   SIP   *1
             

 Group B.  Adapters capable to handle  >1G IML drive and/or Boot drive.
  P/N  Size  搭載機種  BIOS P/N  ROM タイプ  ターミネーター  Remarks
 35G2976  Short, 16bit   92F2244/45  Flat package   DIP  *1, *3
 66G1080  Short, 16bit    92F2244/45  Flat package   DIP  *1, ( *3 ?) 
 35G2818  Short, 32bit  51-R ?  92F2244/45   Flat package    DIP  *2, *4, 
 07G3063  Short, 32bit   Option   92F2246/47  Flat package    SIP  *2, *4
 6451280  Short, 32bit   Server  61G3929/30  Flash ROM  *2,  Corvette
 92G1572  Full,    32bit  8595-Jxx  92F2244/45  EPROM   DIP  *2, *4

  *1  Cache無し
  *2  Cache 512KB 
  *3  1G 以上のドライブをIML用に使用できるが、 1G以上のパーティションから OSをブートする
       ことはできない。
  *4  1G 以上のライブをIML用に使用でき、1G以上のパーティションから OSをブートすることが
       できる。

  Flat package  ; 正しい名称はわかりませんが SOJタイプで 一回書き込みの PROM です。

 

PS/55による実験
  
5580-Y : TYPE-A UPGRADE (DX2-66 CPUアップグレード )
   HD        : Seagate   5”フルハイト   ST42400N

グループB のアダプタを使用してもST42400N にシステムパティションを作成することはできません。
35G2818に接続された ID=6 の ST42400N は有効なIMLドライブとしてシステムに認識されません。

1G以下のドライブを ID=6 として接続しこれにシステムパティションを作成した上で、SET  CONFIGURATION  で始動順位を変更し ST42400N を Cドライブとしてやると、OSをインストールしそこからブートすることが 可能です。 
   
   しかしここで SCSI /A を 35G2818 から グループA のものに変更すると “MISSING OPERATING SYSTEM” のエラーを表示してシステムは停止します。

    さてここで TYPE-A UPGRADE のプロセッサボードを 8696-J の TYPE-3 DX50 ボードに変更してみます。

   グループB の 35G2818 あるいは 6451280 に接続された ST42400N は IMLドライブとして機能しOSブートも何ら問題 ありません。 加えて ST42400N の SCSI ID を 6 以外にセットしても ST42400Nに作成したシステムパティションを認識 して IML も可能です。

 他にいろいろテストした結果、以下のことが言えるかと思います。

  1. まっとうな PS/55 は システムBIOSに SCSI用のコードを持たないかあるいはなにか重要な部分が欠落している。    5560や5580のサーバー系モデルはBIOSを更新してやれば1G以上のドライブをIMLで使用することができると思われる。
    事実 PS/2 ではそういうBIOS ROMのサービスもあったようである。 また一部のサイトにはEPROM を焼くことができる方のために BIOS イメージを置いてあるところもある。
    残念ながら PS/55用の アップグレードBIOSは存在しない。 個人的にやっている方は多分いると思う。

  2. グループAに属する SCSI/A は IML 用途に 1G以上のドライブを使用することはできない。
    同時に 1G未満のドライブをIMLに使用したとしても ブート順位を変更して 1G以上のドライブをシングルパティションで設定した場合、そのドライブから OS をブートすることはできない。

  3. グループ゚Bに属するアダプタは PS/2 プロセッサボード ( 8595-J を含む ) と同時に使用された場合に限り 1G以上のドライブをIML用途に使用することができる。
    この場合 IMLドライブは SCSI IDを6番に限定する必要は無い。
    PS/55の 80-Y、60-W/W1/W2/N そして TYPE ?A アップグレード などのプロセッサボードではそのような芸当はできない。 

  4. 5551-N オンボードSCSI はグループB同様 新らしいタイプに属するものの IMLドライブは1G未満に限定される。 

    う〜ん ......残念。
 

 

PS/55 Index

 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
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