106 予約キーボード

型番: 記載なし (基板表記上は FD0100 )  
Topre OEM
Topre Capacitive Switch


  



TOPRE  REAL FORCEの原型みたいなもので銀行や流通業などの専用システムにOEMで供給していたキーボードのひとつ。
 
盤面は少し焼けているように見える。 また F1 〜 F11(透明キャップ付き) は他のキーと材質が異なり変色している(ABSなのかも)。


 

前縁・後縁核4箇所の爪のみでケースをロック。 ビスは使用していない。 PCB/フレームもビスなしでロワーハウジングに置かれている。 この程度の成型精度はTOPREにしてみれば朝飯前というところ。 日本IBM 5576-002 や A01 を思い出す(あちらはビスも使ってましたけど成型精度はとても優れていた)。

専用ソフトウェアのもとで業務に特化したコマンドがキー前面に印字されている。
 F1〜F11までは取り外し可能な透明キャップがはめられており登録したショートカットを挟み込むことが可能になっている。 
このような透明キャップはCherryやIBMにもありました。
F12 位置に「SOM」、 右Ctrl位置に 「SEND」 などの印字があるがPS/2接続でWindows環境では通常のキーボードとして使える。
 


FD0100は日本語106のOEM型番であったと思います。
FD-0102は FD0100 のリビジョンを示すのではないかと勝手に想像

フレーム上のLED枠下に張られたステッカー
FD01J0 6 06 01 0097 と読める

FD0100ベースで 納入先コードが "J0"、 
製造年月は1996年 6月 と思われる。

後述の通り入手時期との兼ね合いで2006年では具合が悪いので平成6年を指すのかと思ったが Deskthorityの002さんによるWIKIによれば西暦末尾一桁を示すというのが正しいようである。

 こちらは基板のステッカー
 FD0100 6 05 27 0059
 はやり 平成6年を示すように思えなくもないが...。

2000年以降の製品によるサンプルによれば1990年代か2000年代あるいは2010年代のいずれかという問題は別にしてほぼ西暦一桁ということで差し支えなさそうである。
本機の入手時期 は最初の原稿を書きかけた 2004年 1月以前でありその時すでに使い充分使いこまれた不動品であったので必然的に2006年ではありえず1996年ということになる。 

 FD0100の Release Dateについては下記参照 


見た目はメンブレン+ラバーカップのTopre Capacitive

この固体は産廃品で、砂糖入りコーヒーをたっぷり飲み込んだらしく押し込みも難しく、無理に押すとキーが戻ってこないという不動品だった。

基板、コニカルスプリング、分割ラバーは糖分で固着しておりヤニ状の固着物をラバー、スプリング、基板を傷めないようにアルコール、薄めのシンナー、中性洗剤などを使い分けて丹念に清掃して組み上げたたところ無事復活。
コニカルスプリングの位置不良などがあって3度目の組み上げでようやくなんとかなった。  私にとって TOPRE Capacitive は IBM M2に次いであまり開けたくないキーボードのひとつです。

 

 

特にどうということはありませんが組み付け用の爪と滑り止めのラバー 

ラベルは素っ気無く、品名とS/Nのみ。
製造年、ベンダー名等もない。
尚、上下ハウジングにも製造年を示す刻印すらない。

別項のAXESS キーボードMCR(OEM品)ではラベルに製造年が記載されている。

当サイトでは一応 FD0100(あるいは FD-01) 自体 は平成6年(1994年)以前 もしくは 1996年のリリースという事にしておく。

本固体そのものの出荷・納品は 1996年 6月ということでほぼ間違いない思われる。

FD0100 Release Dateについて 
002さんからのメールでDeskThority WIKI にある"2004/12" はかつて存在したMoonkight Cafeさん(日本人)のBLOGによる一覧表を元にしたものだということである。 web archiveにあるその表を確認したところ "1st Release 04/12" はリンクが付されて元となるBLOG記事は 2005.01.03のエントリーでその内容は
 「コンシューマー向けのRealForce以前からある業務用途のFD-01と同一と思われるFD0100 が高速電脳で販売中」
というものであった。 
つまるところもともとリテール品ではないFD0100がバルク品として秋葉の店頭で初めて販売されたのが 2004年の12月 という ことであり、FD0100そのものの製造開始が2004年12月という事ではないことが判明した。

DeskThority WIKI のRelease dateもいずれ修正されると思いますが、本固体のCHIP表記が FD0100であることから、” FD0100  は少なくとも2003年末には使い込まれてコーヒーかコークをたらふく飲んだ固体が存在しており、シール上の数字 が平成年号の年を意味するので あれば製造開始は1994年までは遡れる” という ことが言えます。

尚、 archive記事に直接リンクを貼るのは意図を持ってサイトを閉鎖された著者の意向に反すると思いますのでここでArchiveされた記事の リンクを紹介することは控えます。  

2015. 01. 12
朝礼暮改もいいところですが......
002さんからYEAR/MONTH について西暦を示す旨の情報を得たとの連絡があった。
    http://imgur.com/a/sMbbI 
 画像は3本のTOPRE KEYBOARDの基板上のシールと下部ケース内側のラベル上に記された製造年を示している。
 いずれも西暦の一桁の数字が基板の数字と一致している。 この表記の難点はたとえば基板表記が "1"の場合に 1991年、2001年、2011年 のいずれであるのかサンプルのキーボードのように製造年を示すラベルが別途貼付されていないとわからないということだが、リテール品ではすべからくそのようなラベルが貼られているのかもしれない。 翻って本品
のように業務用途の特注品である場合は発注元毎の管理コードと S/N でほぼ全てを把握できると思われるのでラベルがなくても特に不都合はないし、実際に使用する現場スタッフにとって使っているキーボードの製造年 はどうでもいいことだ。
 IMGUR の画像サンプルは全て2000年以降のものではありますが、2003年や2004年と2010年とで西暦末尾1桁の表記に違いがないということからするとやはり  「西暦表示の末尾一桁をあらわす」 という事が正しいようにである。 1996年なのか2006年なのかということについてはシルク印刷やラベルから判別することは不可能ではあるが本機の場合はたまたま本稿ドラフト作成が2004年なので結果として1996年が導き出される次第。
というわけで本機の製造年はどうやら 1996年 6月 で決定。  

 

 

 

UPLOAD  2014. 01.10 2005年の書きかけ初稿をバッサリ削除し新たに手抜き作成。
2014. 01.11  FD0100の Release Date について追加記事。誤字訂正
2014. 01.12 FD0100の Release Date について更に追加・修正
2020.11.15 改行修正。 製造年月修正。

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