NMB RT-101+
FCC ID AQ659ZRT-101A
NMB HI-TEK Mechanical Switch
with a Light Blue Slider
MADE IN THAILAND
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Tandon
というロゴが張り付いていますが 鍵盤午訪斎 の
RT-101+ と同一モデルです。 Tandon
という音からなんとなくタイ
、べトナムあたりが連想されますが、どういう会社か当然わかりません
^^;。
保存状態はチトよろしくなかったようでスイッチ取り付け用の金属プレートは部分的に錆びが浮いています。しかしながらスイッチの状態は非常に良好で、むしろこれよりずっ後の製造と思われる
RT8556
と比べてもスムースさでは上回っているのではないかと思われます。
そして スイッチ
へッ !?
最初に Scroll Lock
を抜いて見慣れない形状の 白 に驚いた。
ついで隣を外すと
オヨヨ... ライトブルー
更に外していくと見慣れた白が出てきて...
スペースキー はおいしそうなあずき色
で、一体ど〜なっているのかというと...
...と、なんだか脈絡がないような....
よ〜く見てみますと
同一形状の白と青は樹脂に混入する着色剤の加減で一部に白いものが混じったような気がしないでもありません。
しかし
変形の白は明らかにスイッチ形状が他と異なります。
といってもロック機能があるわけでもなく、ほかの 青 や白
と特性としては同じなのではないかと思うのですが、使用箇所は[
Scroll Lock]、[Num Lock]、 [ Caps Lock]
となっており意図的に変更されているようです。
もっとも私は押してみてもその差を感知できないのですけど。
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Print Screen、 Scroll Lock、Pause
の3連のキー中央の Scroll Lock
キーには変形白色スライダのスイッチが使用されています。 |
スペースキーの
あずき色は明らかにバネ係数が変わっており、かなり強めのバネが用いられています。
青と同一形状の白は数字列の左端の[ チルダ], 9の隣 の [-]、
数値キーの [4], [P], [F], ["], [Z],
[X] 都合 8個
で脈絡はありませんので、やはり製造ラインで着色料の混ぜ加減で白くなったものを適当に使ったのではないかと思えてしまいます。
あるいは不合格品を使ってデッチ上げたとか....そうだとすると悲しい...けどどうせ差を感知できないのだからいいでしょう
^^;。
全体はこんな具合
(画像をクリックすると拡大されます )
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キーキャップはかなり厚手。
おもしろいことに安物といわれる IBM M2
の軸一体のキートップも同じくらいの厚みがあります。
左: IBM M2
右: 本機
スカート部の厚さだけなら
M2の方が厚かったりする... |
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キートップ表面はとても感触が良い。
壁側4面はピアノの白鍵のようにツルンとしていて、洗剤で洗った後で取り付ける際に強力洗剤ばかり扱っていて指紋が薄くなった私の指からポロポロこぼれて取り付けるに一苦労....ちと大げさですが、ホントに何度も滑り落ちたのです。
上右の拡大画像だとツルリン具合が良くわかるのではないかと思います。
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印字はやや太く濃い。
もうちょっと細めの字体があっているように思える。 |
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左上は変形白のNum Lock
NMB独自のスタビライザーを装着した[0] キー
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基板上に HI-TEK CORPORATION
のシルク印刷があります。
ATクローン機も同じですが背面ラベルは
HI-TEK CORPORATION のみが表示され、基板には NMB と HI-TEK
CORPORATION が同列で表示されます。
製造年月を示すものは基盤ケース共に何も見当たりません。
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ケースの刻印はありませんがよく調べると基盤製造を示すと思われるパターン面のエッチングがありました。
8732; 1987年 第32週 (5月中旬)
1987年 夏頃には出荷されたものと考えられます
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スチールプレートは3個のネジでロワーパネルにガッチリとネジ止めされておりチットやそっとのネジリではビクともしない高剛性ボディを形成している。
言葉少なめではありますがとても良いキーボードです。
耐久性が取りざたされる NMB
メカニカルスイッチではありますが、NMBさんにおかれましてはぜひともこのスイッチでもう一度頑張ってほしいものであります。
FCC ラベル
モデル
RT-101の後ろが薄くて判読しづらいですが、 Large Enter Key
を示す + が付いています。
2004. 04. 24 追記
動作の渋いキーがいくつかあったので軸を抜いて垢を落し(本当に
垢 が付いていた
)、アルコールで軸、スイッチ基部を拭いた上でスムースエイド処理をした。
NMBスイッチにもスムースエイドは有効であることが確認できました。
組み付けも終わって USB
変換に繋いでみたら....アリリ...認識されていない。
それではと PS/55E
にAT->PS/2変換で繋ぐとキーボードエラーは出ずに
NTが起動したが
ニャントやはり認識されていない。
以前はたしかちゃんと使えていたはずなのに、あれこれいじくり回しているうちにおかしくしてしまったか。
焦りながら互換機のPS/2ポートに繋いでみたら....今度は大丈夫
!
使用したUSB変換器 DS068001A-DG ( Model M
も使えるという事になっている )
PS/55とはいうものの
Thinkpad といって差し支えない PS/55E
で認識されないというのには驚きました。
2005.0211
FCC ID検索で FKD を調べるつもりで誤って DFK
と入力したところ
Tandon Corporation, 301 Science Drive Moorpark CA United States
93021
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