OMNIKEY ULTRA に似ていますが TEXT/DATA KEY 上の Function Key が
省略されおり、盤面左側のみ設けられています。
またキー数は通常のUS配置より都合3個多い 104
キーとなっています。 追加されているのは [ / ] 、 [ * ] 、[ =
] の3個でこれらは既に通常の位置にもあるので [ / ] と [ *
]についてはNUMLOCKを押さなくてもよいという単独アサイン 、[
= ] は 数値キーの [ + ] の下にあり、計算を多用するユーザーにはありがたいかも。
マニュアルなんて持っているわけではないので、 Ctrl、ALT,
Caps Lock などの配置替え はどうするのかわからない ^^;。
どちらでも不便に思わないので、宝の持ち腐れ、豚に真珠
状態。 因みに入手品は既に
キーが入れ替えられた状態で元のキーは当然のことながら付属しておりませんでした
( もしかしたらこれが標準状態の配列かしれません )。
通常のFunction Key 列の部分に設けられた 茶色の帯 (
5576のテンプレートと違って直接書き込む、あるいは貼り付けるという感じ)
がデザイン的なアクセントとなっていてなかなかよろしいです。
ただし、 盤面が焼けてくると( 実は新品が白いのか
もともとクリーム系なのかよくわからない )
古さを一掃引き立ててしまい逆効果かもしれません。
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OMNIKEY 101同様 ラベル下にはDIP SW
が潜んでいます。
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入手品は取り立てて目立つ焼けはみられませんが、均一に薄く焼けているため気にならないだけのようにも思えます。
たぶん焼け易いタイプなのではないかと....
インクは黒のほかに
[ Ctrl ] :赤、 [ Shift ] :緑、 [ Alt
] :藍色 で 合計4色。 |
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スイッチ取り付け用の金属プレート
並びに基盤は 116キーの ULTRA
のものを流用しているようです。
基板上の未使用キー部分にもシルク印刷が見えます。 |
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キーレイアウト確認用に拡大画像がリンクされていますのでクリックして下さい。
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ALPS 白軸 スイッチです。
ケース上のロゴは旧タイプのやや細身のものです。
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DELL 旧ロゴ 43317 のバネ
並びにキートップとの比較してみました。
バネの巻き数は同じですが、ごくわずかに AT101
のほうが長いようです。
上: OMNIKEY、 下: DEL AT101
キートップはOMNIKEYは2色成型ですが、厚みは旧ロゴDELLには負けます。 |
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底部カバーは全て鉄板でできており厚めの塗装が施されています。
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基盤=コネクタ部
GNDはしっかりボディ鉄板にアースされています。 |
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重量級ボディを支える足も大型で、白いラバーブーツを履いています。 |
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物が違いますので FCC ID も ULTRA
とは異なり ULT2 となっています。
何故かこの認証番号は 鍵盤バカ1台で紹介されている
OMNIKEY ULTRA 116キー と同じです。 |
デカイ、重い、安定度 良し。
これでタッチ最高なら申し分無し....でも違う。
以降は私が入手した "個体"
についての話です。
ALPS 白軸だが
キーによって引っかかりがある。
正確に真上から叩く分には問題ないのだが、力をやや斜め方向で加えるとひっかる。
ついでに
各キーの動作が心持ち重くスムーズさに欠ける。 この渋さはどこからくるのかわからない。
ALPS白軸は他にも所有しているが、手許の Northgate は Omnikey 101 ともども
キーの滑らかさに欠ける嫌いがあり、 こちら ULT2
の方はその傾向が更に顕著というかいうなれば「引っかかり大王」である。
たまたま程度の良くない中古品に遭遇したのかもしれない。
となると
ALPS角軸SWのスライダー部は経年変化に弱いという事が言えるのかもしれない。
少なくとも現状では「できそこない」
と言って差し支えないほどのキ−ボードである。
スムーズエイドで全キーを加工してそれで改善されないようなら、
Mac のキーでも移植するしかないかもしれない、
クリック音がなくなるけど...
理由は定かではありませんが 入手した
OMNIKEY 102
は多分本来の力を発揮できていないのではないかと思います。
と同時に、他の Omnikey 、あるいは
ALPS各軸を採用したキーボードは経年変化でそうなる可能性があるという事もなのかもしれません。
スムースエイドで大変身
上記原稿を仕上げて数日後、 まずは試しにと ALPS
拡張 I
のオレンジ軸を枠・スライダ・スプリング・クリック用板バネ共々組みこんで見た。
タッチはなかなかよいのだが今ひとつしっくりこない。
やはり クリックが無いとOmnikey
らしさが無くなってしまう。
しからばという訳で、スムースエイドを試してみることにした。
顛末は こちら。
自動車の省エネグッズなど、ハデな謳い文句の割にはほとんど効果が無い、というのが大方のアイデアグッズですが、スムースエイドは正しく使えば驚くほどの効果を得ることができます。
キーを押すたびに「 Omnikeyってこの程度だったのか」とかなり失望していたのですが、スムースエイド処理後のタッチはほとんど別物と言ってよいほどに
スムース なレスポンスにかわりました。
これなら他のサイトで見る Omnikey
の評価に充分納得できます。 (
もっとも古くなるとタッチが悪くなるという事も同時に証明しているようなものではあります。あるいは当方所有機のスイッチが最初からコーティング処理がされていないロットであったのかもしれません
)
スムースエイドの正しい使い方としては、スライド軸がセットされた状態で見える範囲にだけ塗るのではなく、むしろその下、即ち軸のケース内に納まっている摺動部並びにバネとの接触部を処理することが肝要です。
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ケースを取り外す
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軸を完全に取り出した上で、軸
並びにケース内部の軸ガイドにきちんと塗る
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2度塗りするときは完全に乾いてから塗る
ケースの取り外し、取り付けはそれほど難しいものではありません。
スイッチ構造については Qwerters
Clinic ALPSメカニカルスイッチ(BigFoot)
を参照ください
他に白軸使用のキーボードは数本所有していますが、
入手した Omnikey
と異なり他のキーボードはほぼスムーズなタッチですので全てのALPS角軸がダメだとは思いません。
しかしながら構造上同じ症状になる可能性は秘めているわけなので
ALPSスイッチに
スムースエイドは必需品ではないかと思います。
TV 番組ではありませんがこれほど 劇的 Before/After
を体験できるのも非常に珍しいと思います。
スムースエイドは
ネオテックで入手可能です。
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OMNIKEY 102 あるいは ULTRA 等の兄弟機
OMNIKEY ULTRA
の系譜は数種のバリエーションがあるうようでけっこう入り乱れていてわかりづらいものあります。
Description |
FCC ID |
キー数 |
上部FUNCTION・他の特徴 |
OMNIKEY
102 ? *1 |
なし
( 剥がれたのかも ) |
101 |
上部FUNCTIONキー無し
Gold Label
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OMNIKEY ULTRA |
GT6OMNIKEY ULTRA
Rev. No. 6.04 |
119 |
上部FUNCTIONキー有り
固定ロゴプレート
プログラムDIP SWは背面
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OMNIKEY 102
(本機 ) |
GT6OMNIKEY
ULT2
11/26/'91
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104 |
上部FUNCTIONキー無し
プログラムDIP SWはロゴプレート下 |
OMNIKEY
ULTRA *2 |
GT6OMNIKEY
ULT2
Rev No.7.03
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116 |
上部FUNCTIONキー有り
プログラムDIP SWはロゴプレート下
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*1 GOLD
LA
BEL 102 は鍵盤午訪斎 OMNIKEY
102 より
*2 OMNIKEY ULTRA は 鍵盤バカ1台
OMNIKEY
ULTRA より
KEY LAYOUT がわからなくなったら
http://www.northgate-keyboard-repair.com/
で確認しましょう。
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