IBM Soft Touch Keyboard
Model M

P/N  8184692
MFG DATE  FEB. 96'
Manufactured by Lexmark for IBM 

 

見た目にはごく普通のモデル M である。

違いは.....

     IBM ロゴ

1996年のLexmark製であるが IBMロゴは ブルーではなくて昔風のグレー。

そしてその下に "Soft Touch Keyboard" の記載がある。 
斜体ではない方がバランスが良いのではないかとも思うのだが....   

 

何が違うかってやはりそれは Soft Touch Keyboard が示すように、叩いてビックリ、 クリック音が、そしてスプリングの響きがまるで無い。

スプリングの上半分にベッタリと塗りつけられたシリコン系のグリース(たぶん)...これが Soft Touch の正体。   キートップの軸内部にもベットリと塗りつけられている

グリースの粘性で、バネが屈折してプランジャーに当たる時の音、そして戻りの音がものの見事に消えており、 これって本当に M ? といいたくなるほど感触が違っている。 底付き時の音は低くくぐもったダンプされた音でそのレベルも相当に押さえこまれたいわゆる静音キーボード に仕上がっている。  静かさという点では NMB の ラバ−/メンブレン の 6xxx系 もこれには負けてしまう。 スペースバーの戻りの音が他のデーターキーより大きく、響きも異なる点がやや気にならないでもない。 グリスの粘性のためか通常の M に比べてキーが重いようなあるいはそれこそ粘っているような感触がある。
 Zenith のノンクリックメカニカルともまったく違う感触に仕上がっており、こればっかりは文章では伝えようが無く実際にタイプしてみないとなかなかわかってもらえないと思う。   

ロゴ以外は中期型の特徴を備えており、SP実装という点だけが外見上異なる。

排水口

 

着脱式ケーブルコネクタ

珍しいSP実装

排水溝あり、着脱式ケーブル、キートップの二重構造、 スタビライザー無しの右ENTERキー など、 旧型と中期型のごちゃ混ぜという感じ。 これで スタビライザーがついていたらもっと面白い。 なにしろ通常は付いていないSPまで実装してるのだから....
どういう環境のどういう用途のマシンで使用されることを前提として送り出されたモデルなのかはまるでわかりませんが、本家が Aptiva、 PCシリーズでラバー/メンブレン系を採用していくなかでMCAの最後の砦として本物向けの本物のキーボードとしてBucklingでも静かなキーボードができるという事をLexmarkが示したのかもしれない (  MCA系 RS6K はPS/2、 PS/55が生産・販売終了となった 1995年以降もしばらく販売されていた。  もっともLexmark 自ら Quiet Touch というラバー/メンブレンをその後発売  併売 してます )。  これが モデル M のあるべき姿だとは言いませんが、グリスを塗りたくるという発想もあっていいじゃない。  

  省スペース の Space Saver、 
  奥行きを縮めた M2、 
  トラックボール付きの M5、 
  トラックポイント付きの M13、
  Adjustable の M15   .....これ、欲しい !
 ( M4 はラバー/メンブレンなのでとりあえず置いといて ) 

抜けている番号がどういうものなのかわかりませんが...
何でもあり〜  の IBM Buckling Keyboard であります。 

カチカチ バチバシに家族の非難集中で M と決別するかどうかお悩みのあなた、 ああ....でもやはりBucklingにこだわりたくて、カチカチ バチバシは無くてもいから M していたい あなた、このキーボードは一つの回答かもしれない。   そして C01 のあるべき道を示している....  

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