Marquardt Mini Ergo

Model number : 
FCCID; IYZ7053
Switch ; Marquardt original Linear feel switch.
(  Looks like Cherry MX ) 

All pictures listed in this page were contributed by lam47 and lowpoly, members of GeekHack.org keyboard forum.

MouseFan さんのサイトで見てこのキーボードはずっと気になる存在でした。  このフォルムはとてもそそられるものがあります。  いずれ手に入れることができる日を待ち望みつつ、所有者両名の許可を得たのでその画像を元に ERGO の代名詞ともいえる Marquardt Ergonomie を紹介いたします。

画像でわかるとおり、こちらドイツ語配列となっています。  1993年製造ですが、当時エルゴといえば Marquardt といわれていたようです。  Cherry G80-5000 や IBM M15 あたりがやや曲線・曲面を多用したデザインであるのに対してこちらは 平面構成により立体的な盤面を作りだしており  横広がりの中世のお面 といった感じです。 こういう どっしりしたデザインは好むところであります。  NMBの合掌スイッチ に負けず劣らず なかなか独創的な面構えだと思います。    Mini という割にはけっしてスースセイバーではありませんし、配列も若干癖がありそうですが100点満点なんてキーボードはそうそうお目にかかることはありません。 私にとって 「 欲しい」 と思わせる数少ないキーボードの一つです。  

 

 

静電防止のシャーシアースがやたら目立ちます。  PCB +金属FACE PLATE で プレートを本体上部ケースにネジ止めという構造です。  本来であれば 底板にガッチリ固定したほうがよいと思いますが、エルゴということで盤面に角度がついていますので上部ケースに固定するのはいたしかたありません。

  Shift 左側の Strg が いわゆる Ctrl に相当しますが、
  これ は位置的にやや問題がありそう。  ついでに小さい。
  なお、右 Ctrl も同様の位置にあり Entr のすぐ下 に配置
  されています。

  Alt 左に配置して Fn と位置を取り替えたほうがよいように
  思います。

  正面画像とあわせると、 Tabキーのすぐ上は Tilde では
  なく、 Esc なのではないかと思います。

Q の左隣の < > | のキーも 通常のドイツ語配列の Yの左隣 というのとは異なります。  この位置もやや問題ありかも。

 キーキャップは二色成型。

 厚みはそれほどでもささそう。

 Cherry MX に流用できるようです。

 

 

所有しているわけではないのでプレートマウントのスイッチが分解可能かどうかわからないのですが,  lam47さんは頑張って開けてしまったようです。 ( 当人もハンダを吸ってスイッチを取り外してから開けるほうがいい とは書いていますが、とりあえずはオンボードのままやったようです。 )   

ということでいざスイッチをみてみましょう。

 Marquardt ロゴ が右下に見えます。

 ロック用の爪は左右にあります。

 これを鉄板上でそのまま解除するのはけっこう難しい
 のでは ないかと思うのですが、 Cherry MX と違って 
 なせば成るようです。

 盤面も平面による立体構造ですが スイッチ上部も同じ
 雰囲気ですね。
 

 

 
 こちらが抜き出した 軸。
 多段階複雑怪奇構造。

 実物を見ていないので断定はできませんが画像による
 上下の3段階の出っ張りはたぶん底打ちと戻りの際の
 バンパー(ショックアブソーバー)として機能し、上部は更に
 軸のストッパーの役割があるのではないかと思います。

 画像でも確認できますが グリスが塗付されているという
  ことです。
 この反対側(多分接点側)に突起があるかどうか見て
  みたい! 

 

 

さてさて、 スイッチ内部はというと.....

こちらは スイッチングリーフつきの状態

 反対裏側から  

 


こちらは スイッチングリーフとコイルバネを取り去った状態。
白色樹脂パーツに稼可動接点(中央部)が取り付けられている。

この接点構造は ALPS の接点構造に似通っています。
アルプスの場合は リーフバネが 樹脂パーツを押し込み、樹脂パーツが接点部を押し込む というややこしい動作となっているが、こちらは リーフバネが直接 金属可動接点を押し込む構造です。

全てのスイッチにダイオードが取り付けられており、即ち完全な N-key Roll Overとなっている、 との事です。

接点部を除くスイッチ内部の構成品。 右から2つ目は タクタイルリーフではなくてスイッチングリーフです。 即ちこのスイッチは タクタイル(あるいは クリック )ではなく、 リニア特性を持ちます。   スイッチングリーフは  上の内部画像では突っ立った状態で設置されていますが、これは上部ケースの凹部に納めてそこで保持するような形式であろうと思われます。 即ちALPS スイッチの タクタイル(クリック)バネと同じように 軸ともども上部ケースにセットして下部ケースに落とし込む、という組み立てになるのではないでしょうか。   ....けっこう難しそう....

 軸の十字形状から Cherry MX のような構造を想像していましたが、内容としてはむしろ ALPSリニアに近い構造のように思われます。   軸側面に斜めの突起がなければ特性カーブもALPSリニアに酷似したものなのではないかと考えられます。

私はリニア軸はそこそこ好きなのでこの Marquardt Ergo Mini を一度触ってみたいのであります。

 



 

 今にも飛び出しそうで   カッコイイ

 

 

 

Feb. 24, 2009
Sandy

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