5576について調べるうちに当然のこととしてたどり着いたのが
IBM AT 84 key という次第。 IBM
のパーソナルコンピューターは IBM The PC、 XT そして AT
と発展したわけだが、 AT
5170用として発売されたのが、この
AT 84 Key キーボード という事らしい。
このあたりについてはKeyboard
Research
サイトの詳しい解説をごらんいただきたい。 入手したものは年代相応にくたびれていて、左手の掌があたるあたりは塗料が剥げていてチト見た目はよろしくない。
いうなればケバイ化粧が剥がれかかったオバサン(
セクハラ的表現はゴメン )。. しか〜し、
キーを叩くとどうだ...モデル M
のカサついたバネの残響とかやや無機質な感触はそこにはまるで無い。
( 勿論 モデル M
も入力装置としてはキー入力の確実さとか耐久性とか良品に求められるものは全て持っている...が、何故か私は妙に乾いた西部劇の土埃というかそういうのを連想してしまう
)。 音だけなら
コツコツパッチンととてもうるさく M や 5576-A01
の比ではない。 が、
うるさいという感覚を吹き飛ばしてしまうような指先に感じるこのまろやかさは一体どこからくるのだろう。 響きは
5576-A01 と似通っていて大理石を叩いたような コチン
コツン
とかなり硬質な部類なのだが、しか〜し、まろやか
かつ音に深みがあるのです。 いうなれば 「豊潤」な響きなのです。
酒にうるさい御仁がうまい酒 (
この場合どちらかというと日本酒ではなくてウイスキ−とかバーボンとかコニャックとか...
)
に久しぶりに出会ったときに感じる思いかもしれない。
押下圧 30g とか
指に負担がどうとか、そういう細かいことはまるで無縁の世界だ。
これはほんまものの
キーボードである。
配列の違いは最初戸惑いを覚えるが、指先をこれ用にカスタマイズすればよいだけのことだ。
豊潤且つ開放的な響き ( 一般的には うるさい
という ) は「楽しくなる」を通り越してと 「 陶酔
」 の世界に迷い込んでしまう。
バックリングの音と感触が大嫌いだという方は別として「本物」を求めるのであればこれこそがまさしくアナタの求めるキーボードだ。
けど腱鞘炎になっても私は知らない。 といいつつ、 NOS ( New Old Stock ) なんてのがあったら私は買ってしまうかもしれない。 買ってしまっても 本来の味を引き出す前に私の方がくたばっていると思います。
PC/AT 84 関連サイト
本当なら美しいものを紹介したほうが良いのでしょうけど塗装も剥がれた愛用品の方で画像をとりました。
見た目が悪いと打鍵感も悪そうに見えるかな〜
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