Cherry GmBH
G80-2100 HCD
FCC ID ; GDDG80-2100
MX/ Black Slider/Linear action
Key Top/Two Color Injection
Coiled cable with a DIN AT Plug
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IBM 122KEY 風の面構え。 G80
なので メカニカルに違いないと購入。
現在のCODINGと異なるので HCDだけではスイッチのタイプはわからないものの、黒軸ではないかと想像していましたが届いてみると案の定
リニア黒軸でした。
AT-> PS/2変換ケーブル経由で USB -> PS/2
変換器を使って接続したら LED がチコチコ 。USB経由のままで
ホットスワップではなく接続後の起動でも同様だったので、またしても
ハズレかと焦りましたが、 PC
のPS/2ポートに直接接続したところ問題なく認識できました。 USB変換では具合よろしくないということでしょう。
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ライトが反射していますが黒軸です。 |
スペースバーは灰色 |
キーレイアウト
(ドイツ語配列)
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大きな違いは Z とY位置
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右側はドイツ語特有の文字が見える |
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数値部分に大きな違いは無い。
上カーソルの左はキーボードロック、右は Layer
となっており、上部のPFキー部分と関連があるようだが現在のところ不明。
この2つと ブロック最上段左の[ Druck ]
の計3つのキーは NEC 98の STOP
以上のヘビー級のバネが仕込まれています。 |
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PFキーはたぶんプログラマブルなのですが、使用方法は不明。
これらのキーは2色成型ではなく
浸透印刷。 トップ部分は透明の取り外し式キャップになっている。
コントロール部にはプログラム用と思われる
PROM、SRAM 並びにDATA保持用のRTCらしきものがある。 |
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キー中央部全景 |
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ドイツ語配列なのでキートップ表記がUS101と異なるが、
101英語ドライバで問題なく使用できる。 当然 [ Z ]
を押すと [ Y ]
が表示され、キートップ表記と画面表示が異なるがフランス語レイアウトより違いが少ないのであまり戸惑う事はないと思います。
もちろん
ドイツ語ドライバに入れ替えればまっとうなドイツ語キーボードとして使えるわけですが....私はドイツ語はわからない。 |
構造は現行モデル G80と同様、 「ネジなし、バッチン、めちゃ簡単
」方式ですが、開けるのはやや難しく、前縁のロック部分がかなり不気味な音を立てる。
音無しで開ける方法は無いみたい。
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上端の5箇所のツメと中央部6箇所を解除し手前の方に上部キャビネットを持ち上げる。
その後
前縁のロックを解除すれば上部キャビネットが取り外せる。 |
ご本家版の例に従いスイッチはPCBダイレクトマウントとなっており、鋼板プレートは用いられていない。
よって重量も軽い。 外見から IBM
122キー並みの重量級キーボードを連想するが、そのつもりで持ち上げるとあまりの軽さに
オットット... となる。
詰め物でもして重量を稼ぎたくなる
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なかなか美しい基板裏。
コントローラー部のみ銅箔シールで簡単なEMIシールドになっている。 |
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基板右上裏側のCHERRYのマーク |
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シールがやたらと多く、アチコチに貼り付けられている。 |
背面の切り替えSW
KB( SW2) ON のMF モードで PC/AT および Windows PC で
使用可能 |
打鍵感はなかなか良い。
バネそのものは現在の黒軸と同じと思われるが、実際の打鍵感は何故か少しだけ軽めに感じられる。
キートップが大きく異なるわけでもないので気の迷いなのかも。
そのキートップはぐらつき・ガタツキがなくてとてもしっかりしている。
[ F ] と[ J ] は例によって深くえぐられている。
一見 IBM
の122キーターミナルキーボードあるいは 5576-001
などの系列のように見えるますが、むしろ AT84キー に
プログラマブルの
PFキーを24個追加したキーボードといえます。
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2色成型のH、不明の C
、 D は Deutsch ? それとも DIN ?
FCC 認証 は 1990年 9月、本機の製造年は...?
F14が製造を表すとすると 1993年
4月頃ということかも
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他のCHERRY キーボード同様、軽さがとても気になる。
重ければいいというわけではないが、特にこのキーボードの軽さは外観と不釣合いで見かけにふさわしい
重量 が欲しい。
良いキーボードであるには違いないけど...
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