Focus Electronic FK-2001

                I  FCC ID: FSQ4VYFK-2001
                      ALPS/White slider/ Click 
                      AT/XT selectable
                      MFG Date; Dec. 1992 ?. 
                      Made in China
 
                II  Same FCC ID with Real ALPS BLUES
                       ALPS/Blue slider/ Click 
                       AT/XT selectable、 
                       Caps Lock/Ctrl  convertible
                       MFG Year;  Poss 1988  Jan. 1989
                       Made in Taiwan

  
               III  Same FCC ID but with Windows Keys 
                       Fake Alps Blue Type-III  
                     No Logo on a switch housing
                       MFG Date;  
                       Made in China 

           IV Same FCCID without Windows Keys
                        Fake Alps White Type-IV variation
        No logo on a switch housing 
        MFG Date:
                  Made in China

              V  Omron White Clicky New type  !!
                       ( Not mine,  See this Page )

     

 

I

FCC ID から たぶん これ と似たようなものではないかと思い購入した。 ラバーだったら悲惨だな〜と心配したが届いて見ると一応正解。  本物のALPS switch を採用していますが重厚さとか雰囲気とかいうものに欠け、いわゆる 「品格」というものがありません。 APC-F21ほどではありませんがけっこう胡散臭いものがあります。  Focus社自体は正真正銘のALPS SWを採用したキーボードを製造していますので年を経ると共にコストダウンが随所に出てきたのでしょうか....

 

2001 ってなんでありましょう。
決して西暦ではないようです。

ロゴは一見すると取り外し可能な枠とは思えなかったのです が、 ロゴ枠の下に AT/XTの切り替えSWが潜んでいます。

(ロゴ枠下の切り替えSWは全てのFK-2001に共通するわけではありません)


FUNCTION KEY下のデザインが何となく NORTHGATE ブランド風。 
 これに期待したのですが....


二色成型の文字は OMNIKEY や 別項紹介の SILITEK製 WIN キーボードとても似ており、黒以外に 赤、緑、藍色の3色が使われているところなども共通していますが、若干太めの字体です。

 



善し悪しは別として Function key 周りの盤面デザインで頑張ってみましたという感じ。 直線と曲面でそこそこうまく構成しています。

 

さてスイッチは....
一応本物の ALPS スイッチが採用されています。

 


ケース上面のロゴは 旧タイプのやや細身のロゴです。  接点部の構成からしてまず本物のALPSスイッチと考えられます。  このロットは1993年以降に見られる スリット無し の新しいタイプです。 スイッチプレートも全長が短く、下ケース底面には
短くなった分を補う「かさ上げ」用の突起が付いています。
( 以前に 某BBS で青軸 FK2001同様 簡易タイプだと書いたのは誤りでした。)

以下は古い記述ですが削除せずに残しておきます。

スリットについて。
ケースに設けられた軸の短辺側の溝に沿う部分が OMNIKEYSK-WIN あるいはACER など1988年〜1991年頃のキーボードで見られる ALPS スイッチのケースと異なります。 ロゴ自体は旧いタイプと思われますが、後述するようにこのキーボードは1995年頃の製品と思われますので新しい型のケースに変わったか....うさんくささ丸出しのコピーか...。

注 ( 2009.02.06 追記)
このスイッチは 本物のALPS Switch です。   簡易型あるいはその他のコピー品は接点部の構造がまるで異なります。 
 

 

スプリングの比較

左から
FOCUS     FK-2001           10mm
SILITEK    WIN                    11mm  
ACER       KB-101A           11mm
Northgate OMNIKEY 102  11.3mm
               ( 11mm品の製造誤差 ?)

FK-2001のバネがやや軽く感じるのは巻数は多いものの全長が短い分反発力が押さえられているためだと思うのですが...物理に弱いので不確か


軽めのクリック音でキーの座りも比較的良好で、普及期としてはそこそこ良いキーボードなのですが、残念なことに スペースバーは打つたびにコトコトとやや落ち着きの無い音を立てます。 バー両端が当たる部分にラバー製の薄めのダンパーが取り付けてはあるのですが、これはあまり役に立っていないような感じです。 適当な材料を入手できたらラバーと取り替えてみようと思います。

筐体は別のシリーズと供用していると思われ、このキーボードには存在しない INVERSE <--> NORMAL、  A <---> X の 表示と基板へのアクセス穴があります。 A <---> X  の方は多分 AT/XT の切り替えだと思うのですが.... INVERSE/NORMALって何でしょう ?

2009.02.06 追記
Normal  <--> Inverse は Ctrl と Caps Lock の位置変更用のスイッチです。  下記 本物青軸版参照ください。


足は大きめですが簡単な造りです。

 

プラスチックの成型はやや雑な印象があり、バリが残っていたりします。
基板の位置決め用のポストはピッタリと嵌っていますが、上下筐体のかみ合いはやや雑な印象があり、ネジ無しで下部前面ガイド穴にツメを通した後 後部3箇所のツメのみで筐体上下をロックする構造ですが5576-A01ほどの精緻さには程遠いものがあります。 但し組上がった後はそれほど弱いわけではなく CHERRY G-80より嵌め込み精度が劣る分やや弱いというところでしょうか。

 
FCC ID の認証日は 08/29/1988 となっていて基本構造についてはかなり早い時点でFCC認証を取得していることになりますが、基板上のシルク印刷は 1992.12.10 となって います。  更に筐体の刻印は下部ケースが 2 ( 1〜12レンジ )のみ、上部ケースに 2 と 3( 1〜12レンジ ) が各々刻まれています。 
キーボード底面には 1995年5月に納品されたかのごときシールがついていたりしてわけのわからないキーボードです。 このキーボードで使われていない穴やマーキングがあったり、後部にネジ止め用のボスとネジ穴の跡(成型時に塞がれている)があったり、ツメのみのロックでとりあえず問題がないので2個のネジまでケチったようであったり.....想像するに1988年にこの筐体、基板構造で作られた台湾製の原型キーボードがあり、その後 CHINA の工場で若干の変更を加えて 1992年〜1993年にかけて製造されたプラケースに1992年製の基板マスターからおこした基板を用いて1994〜1995年にかけて組み立てられた、というところではないかと思います。                           そしてその旧版があったのですね〜

シリアル No. の 95 はなんとなく 95年製造を思わせるものがあります。


同じ製品番号でありながらスイッチがまちまち( ALPSであったり 偽ALPSであったり...)という胡散臭さ故か見向きもされない可哀相なキーボードですが、普及クラスとしてはやたらとにぎやかな昨今のATTESA や OWLTECH あるいは FILCOなどよりずっとまともだと思います。 
決して高級キーボードではありませんが普及機としてはそこそこ。 一応まともなスイッチを使っているのだからボディ成型、上下の組み合わせをもっとしっかりやっていればまともなキーボードになっていたでしょうに.....但しこの型番のWIN KEY無しが全て 本物のALPSスイッチを使っているかどうかはなんともいえません。

 


                                                                        II

台湾製のキーボードは面白い。 ALP青軸版 Focus FK-2001.     edited Feb.06, 2009 


なんと なんと... 

上で紹介したモデルにはケース流用と思われる穴があることから、元となるモデルが存在していたということは当然ではありますが、 これがなんと 本物の ALPS青軸 を採用していたというから驚きです。

ジャ〜ン !!

これじゃ 本物の青軸なのかどうかわからない・・・・・ですね。

詳細をみてみましょう

  むむ...... 本物のような.... 
 ケースだけじゃやはりわからない....一応旧型の証、スリットがあるように見えます。

というわけで開けてもらいました。

どーです。 本物ALPS青軸 灰色接点ユニット

 

FCCID (FSQ4VYFK-2001)の認証日からすると 青軸から白軸に移行する間際の製品ということになりそうです。

(下に情報追加)

上で紹介した  Inverse <---> Normal の切り替えスイッチも備えている模様(左側の赤丸部分)

右側は XT/ATの切り替えスイッチ

 

こちらは  Inverse <---> Normal の切り替えスイッチ の手前に貼られたシール。

拡大画像が欲しいところですが残念ながら元画像が小さいのでこれが限度。 

いずれそのうちに紹介できると思います。

こちらも底面全体の画像からの切り抜きなので小さいのですが、一応 MADE IN TAIWAN R.O.C. は確認できる。
生産拠点が1992中国工場に移る以前のTAIWAN自社工場での製造ということでしょう。 

(その後本体を確認したところケースに 1989 1 の刻印があることが判明しました。) 青軸の最後期のロットなのでしょう。

筺体のでき具合が気になるところです。


底面を確認して....

おしまい

この本物青軸版は当方所有品ではありません。 
米国オレゴン州のとある中古屋さんで某マニアが偶然に発掘したものです。
お国が広いだけあって未だにこういうものが倉庫の隅で眠っているのですね〜 (2009.02.06)

 その後我が家にやってきました。 スイッチは灰色ASSY + 青軸であることは上の画像で紹介済ですので、少しだけ追加します。
 
ケース内刻印; 左 Upper Housing、 右 Lower housing    1989年 1月製造のケース 1月〜2月頃の製造でしょう。
基板設計・製造は1988年のようです。

 FCCIDの認証は08/29/1988です。 
 ケースは翌1989年1月製造ですからALPSクリックが青軸から白軸に移行していく最中の製品といえます。

正面ロゴ部分は白軸モデルでは AT<-->XTの切り替えSW
 へのアクセス窓になっていますがこの初期モデルでは窓
 ではありません。 その割にはこの造りは開けることを前提
 に金型ができているように見えます。
 
 AT<-->XTの切り替えSWは上の画像にあるように背面
 からアクセスするようになっています。

 この背面からアクセス窓が上の白軸モデルでは塞がれず
 にそのまま残っています。 

 

手にしてすぐに気がついたことはこれまでのものと明らかに重量が異なるということでした。 料理用の計量器で測ったところおおよそ 1500gでした。 尚、中国工場製の95年版は 1300g でかなり軽量化されています( というか材質コストダウンのために材料費を削ったということでしょう)。   Face Plate の材質・表面処理も異なり初期のDELL AT-101などに見られる厚みのある鋼板が使われており重量差の一番の要因ではないかと思います。

 

 

 


III

搭載しているスイッチについて一部に誤解があるようなので画像を追加しました。 2013.02.19 

Windows Key 付きの 同一型番モデル ....ああややこし

勘違いで同型のものを買ってしまった
Magitronics のバーコード付きシールが貼られていて
ついでに  Windows/ Windows Program Key がついている。 
ということは 1995年、というより1996年以降の製造と推察されます。


 FCC IDは同一で基本的に同じ物。
こちらも最初に紹介した本物白軸同様 MADE IN CHINA。


かと思いきや
AT/XT の変換スイッチは省略( Windows用だからほぼ当然)  

背面の筐体流用と思われた穴が無い。

上: WINDOWS KEY無しバージョン
下: WINDOWS KEY有りバージョン

 

カーソルキー上部のデザインが変更されている(嵌め込みの別パーツとなっており十字カーソル版があるものと思われます)。     更にキートップの色は黒一色と簡略化されている。 でも一応 2色成型。


一番の違いは ALPS もどきと思われるスイッチで上のモデルと異なり 青色の軸 が使用されている。  そしてこちらはハウジングに ALPS のロゴ無し。  正直でよろしい。 

 簡易スイッチ III  ( ...と勝手に命名 )

   

一般的にALPS青軸といわれる本物の青軸より鮮やかな
青です。 ( 参考 ACER KB101 青

    上ケースは何故か他の本物と思われるものと 同じ造りに
  なっています。 つまり   スリット  があります。

 

 

( 2013. 02.19) 今更どうでもいいことですが、勝手に簡易IVと名づけた簡易型スイッチとの違いを明確にするために上部ハウジングの画像を追加しました。  ALPSロゴはありません 。  このロットだけかもしれませんが純正品旧型に準じた スリットをもつモルドで成型されています。 ケース表面はロゴ部分を造り損ねた廃棄モルドを再処理したかのごとき様相を呈しています。  
尚、下ケースの方もロゴ無しの簡易型 に見られる四方の角に鉄板押さえの出っ張りもつものと異なり、いわゆる純正のケースと同じものになっています。

 

左側がスイッチ部材が入るところですが他の簡易型と異なり 
仕切り枠 が設けられておらず、純正旧型と同じです。
この点を除けば簡易IVと名づけた簡易型スイッチ とほぼ同じ
です。
しかし「ほぼ同じ」とはいってもこの違いは大きなものがあります。

このスイッチが仮に本機だけに用いられているものだとした場合、キーボードの出荷時期から考えると 「製品検査ではじかれた旧型の上下ケースが廃棄されずに残っていて、それらに簡易IV の接点部材とと新たにこさえたセパレーターを組み合わせて 純正ALPS青軸もどきを作り上げたスイッチ」といえるのではないかと思います。
 

他の簡易型と異なり前後の接点端子板の間に四角枠のセパレーターが挿入されています。 これは純正旧型の上部ケースを使う際に端子板が正しく保持されるようにするため必要な措置です。 他の簡易型の場合は上部ケースに仕切りを設けて前後それぞれの端子板がその隙間に収まるようになっています。 そのためALPSロゴ付き簡易あるいはロゴ無しのいわゆる偽軸などは一旦分解すると再組み立ての際に狭いスロットに2枚の端子板をれぞれ正しく収めるためにかなり難しい作業を強いられることになります。 
尚、上の画像でもわかるように下部ケースについても金属プレートへの取り付けの際の押さえ部分がALPSロゴ付きの簡易型を除く他の簡易型に共通する四隅にタブのある形式ではなく、両サイドに飛び出した I字状の押さえとなっており、この点でも旧型純正ALPSの形式を踏襲していることがわかります。
つまるところ、ケースについては上下ともに純正旧型と同じものであり、中身のスイッチ部だけが異なるというローブリット ( いくらなんでも簡易スイッチに "ハイブリット" はないでしょうから....) なスイッチといえます。

一部に 私が勝手に命名した 簡易III を単に純正型上部ケースと同様のスリットが付いているだけで、それ以外は簡易IVと名づけたもの と同じである、という記述がありましたたので、ここで改めてその違いを記載いたしました。  

前後のスイッチングプレートの間にセパレーターを配置することでスイッチ部分の厚みが純正のそれとほぼ同等となり、旧型純正の上部ケ−スに難なく収めることができ、加えて端子板間のショートを防ぐと共に組み上げ後もスイッチが正しい位置に保持されます。 左の赤丸で囲まれているのがセパレータです。 取り外した状態を右側に示しました。

タクタイルバネ とスプリングはごく普通。
クリックリーフは純正旧型ケースを使うためには大型とならなければいけません。

旧タイプとの比較    左:旧      右: 新
旧の方が巻き数が多くかつ全長が短い。 この旧タイプは他の白軸ともちょっと異なっていることは先にご紹介の通り。

純正のALPS青軸と比べると 青 がかなり鮮やかで IBM MCA ADAPTER の取っ手と同じくらいに明快な である。  ケース上面にALPS logo はなく、加えて接点部の構造が異なりますので ALPS スイッチではありません。

このスイッチはいわゆる「簡略型」であり MouseFan では 「簡易II」という分類になっています (   画像タイトルに勝手に 簡易 III と書きましたが、本品は接点部を構成する2枚の金属の間にセパレーターが入っている点、 上下ハウジングが ALPS角軸(純正旧型) とまったく同一である点が 簡易 II と異なります ) 。   スイッチ部の構造を手抜きしたALPS コピーですが、
  @ 簡略化の流れの中で発生した形式なのか、
  A あるいは単に不良品として廃棄されるはずであった青軸あるいはオレンジ軸時代の上下ケースを大量に仕入れて再利用
      するためにひねり出された形式なのか、 
  B はたまた ロゴ処理のミスで廃棄となった成型モルドを拾ってきてロゴを埋め戻すなどの再処理した上で作った上下ケース
      に既存の簡易型スイッチングパーツを埋め込んでセパレーターを取り付けたのか、 
どうにも怪しさが漂うスイッチです。 もっともスイッチそのものは生産量がかなり限定的であると思われるので20年近く経った現在、これを敢えて 簡易 III として残すほどの意味は無いのかもしれません。  とはいうもののALPSスイッチを取り巻くコピー品の歴史の中でも異彩を放つスイッチであることは間違いないと思います。          ....捨てちゃったけど..... 
  感触に関して言うと 私はこのタッチはそこそこ気に入っていました。   スイッチを構成するバネと接点部のセパレーターは単にプラスチック板を差し込んだだけという簡易構造で接点部全体の耐久性が劣るのではないかとも思われますが、10年物のこのキーボードが特段異常をきたしているわけではありません(初稿執筆時の話です) 。 Omnikeyなどに見られる スライダの引っかかりも無いという点を考えると、そこそこよくできたスイッチといえるのではないかと思います。  
少なくとも最近のダイアテック、アテッサなどで用いられている ALPS ロゴ付きの「現行簡易型」 よりタッチは良好ではないかと思います。  ただし想像されるその成り立ちから考えてこの形式の簡易品 (この場合は文字通り「模造品」が正しいのかもしれません)は生産数も少なく、ある一時期の特定ロットの FK-2001 のみに使われた可能性が大なのではないかと思われます。  (この部分を執筆していた頃はまだALPSロゴ付きの簡易 I が見られた。 また FILCO ZEROでもXM軸に併せてFORWARDの旧ALPS工場で当時の設備を使って作ったスイッチとして一時期販売されたこともある。)

 筐体は上掲の Windowskey無し の金型を少々手直ししたものだと思われますが、上下ケースのかみ合い精度が更に劣っており、経年のためか上側ケースにひずみが生じていてそのままでは左側面手前が浮き上がっていました。 

WINDOWSキー無しバージョンと比べてみますと打鍵感が微妙に異なっており、 文字キーは白軸採用の旧タイプの方が総じてまろやかで落ち着きがありますが、スペースバーやSHIFT、ENTERキーなどはWin Key付きの方がバランスがよく、 白軸採用の旧タイプの方はスペースバーにガタ付きがありトータルバランスでやや劣るというところです。 打鍵音は 旧タイプをアルトとするとWinKey付きはソプラノという感じのクリックで打鍵感のバランスという点では後者の偽青軸スイッチのほうがなにかしら「楽しさ」があるように思えます。   スペースバーの暴れさえ解消できれば落ち着きのある白軸の方が優れています。
いずれも使いこまれた中古機なのであてにはなりませんが、後発であるだけ 本機は劣化が少なく、打鍵感の違いもそこにあるのかあるいはバネの違いによるものかは良くわかりません。  ある意味では安物の部類ですのであまり深く考えてもしょうがないですね。 
  製造年を示す記載はありませんが表カバー裏側の刻印は 1994 9月、底面カバーの方は 1994年 11月 となっています。 Windows Key が有るという事は 実際には1995年夏以降( シリアルの雰囲気では 1996年に )それまでの筐体の在庫を用いて基板を手直しした上で1996年以降に中国工場で組み上げたという事ではないかと思います。  
つまるところ、スイッチ、キーボード本体ケースともども余剰品をかき集めたといことになりそう。

,
** 以上 2013 2月 修正ならびに追記(UPLOADを忘れていたので12月に更に加筆修正) 

初稿執筆時点(2004年 3月)では FOCUS Electronic 社のサイトで FK-2001 がWEB上のカタログに掲載されていましたが現在はすでに廃品となっているようです。  
本来はキーボード上部にファイルを立てるのに便利なアクリル板が取り付けられるようになっており、使用しない時はキーボードカバーになるというグッズがオプション扱いで掲載されていました。 発売当初は付属品であったのかもしれません。
2004年ごろに  WEBでみた製品紹介では Genuine Tactile key Switch 使用 と記載されておりFOCUS社独自のスイッチという事なのであろうと思われますが、掲載品が上記青軸のALPSもどきスイッチを採用せしているのか、あるは簡易Iか、 Fake Alpsである簡易II系列のスイッチなのか、はたまた メカニカル風メンブレンなのかは知るよしもありません。  FOCUS社 は他に FK-8200 という計算機、Programable Function Key 付きというキーボードや、似た形で スペースバー中央にトラックボ−ルを仕込んだ FK-7200 などのややニッチ的キーボードを販売していましたが、アクリル製カバーなども同じような発想でしょう。( ちなみに FK-8200 は簡単な紹介を NOGUJYU さんバラエティコーナーで見ることができます。 これはメンブレンにメカニカル風な味付けがされたキーボードです。)

何でもありのFK-2001ですが かいねこ弐 ねこがひらうキーボードでは OMRONの新型クリックスイッチ採用のものが紹介されています。

ついでなのでいわゆる 簡易IV を搭載したものもチョットだけ紹介

Fake ALPS Type IV Variation 

 

軸側の接点板の端子部分は一本指。
接点板の間に上記の偽青軸 Type III にあったセパレーター
はありません。 クリックバネは III 同様ALPS純正同様の
大型のものが用いられおり、この形式は台湾のサイトではOA2 として分類されています。
Deskthorityのwikiによれば 製造元はHua-Jie あるいはTai-hao のいずれかのようです。
あまたある模造品の製造元ををたどってそれらを製造社名
ごとに分類しても頭の中の記憶スペースに納まりませんので
当方では今後も勝手に命名方式で 「簡易IV」 として括って
おきます。

 

 

 

 

  セパレーターが無いので上部ケースには2枚の接点板を
   保持するための仕切られた枠があります。 つまり簡易II類 
    に見られるものと同じです。
  ただしクリックリーフは純正と同様の大型のバネを用いて
    いますので、この点において 簡易II系列とは異なります。  つまり小さなクリックバネを納めるための仕切り枠がありま
  せんので上ケースそのものの金型が異なるという事を示し
  ています。  加えてスイッチの下部ケース(土台部分)は
   純正と異なり 四隅にストッパーがついた簡易II系と共通の
   ものとなってい  ます。 
  すっと以前にALPS SWについてのページを書いたときは
    「見ただけでは区別できない」と書きましたが、なんのこと
   はない、この4隅の出っ張りは目視できる偽軸判別の
   ポイントといえます。
    このことはたぶん GeekHhack.org  で Ripsterさんが最初  
      に述べられたのではないかと記憶しています。

FOCUS社史によれば 中国工場設立は1992年ですから少なくとも 簡易IV形式の出現はそこまではさかのぼれるという事になりそうです。 

中国製が全て簡易スイッチかというそういうわけでもなく、1995年製の純正白軸版もあったりするのでしっちゃかめっちゃかです。

  かつて OMNIKEYの前身ともいえる こんなキーボード (鍵盤午訪斎より) を作っていた会社の製品とは思えないですね。


2004. 03.11
2009. 02.06  added  'II Real ALPS Blue' and renumbered fake alps blue.
2013  02.19  Added few comment in 'III Fake blue ALPS'. 
2014. 01.15  added picture in 'II Real ALPS Blue. Also added Fake type IV version

 

 

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