中文系列 #2

CIBEN 124KB
Manufacturer : Unknown
FCC ID : N/A
Switch : Cherry MX/Blue/Key Click
124 Key special layout
 Fixed Curl cable/AT Plug
 

 

寸法  5576-001 と同寸 ( 詳細省略 )
重量     5576-001より 200gほど軽い
注 ; 画像のKEY TOP配置は一部間違っています。 画像の撮り直しが面倒なのでそのままアップします。

本機はIBM AS4000 用として主に台湾で流通したようです。 IBM用といわれると、「そういえばどことなく 5576-001 に似ている」、と感じられる方も多いと思います。 特殊FUNCTIONキーの配列などはまさに 001やあるいはその兄弟機である 3479JAx あたりたととても似通っています。 「CIBENなる AS4000用キーボードがある」 ということを聞いた時は 5556系統であって 現在のPCでは使えないのではないかと思ったのですが、実際にPCに接続してみると 5576-001以上に Windows と親和性が高く、通常の US101ドライバで IMEの起動も問題無し。 001のALPS 板バネスイッチと異なり Cherry MX/青軸 を採用するなどなかなか侮れないキーボードです。  

MX/青軸

鉄板マウントの青軸を採用。

スタビライザーはCherry純正タイプではなく、古くはChicony、最近の
モデルでは Filco Majestouch などで見られるタイプです。

 

 

キートップ

このモデルは2色成型 (中文はシルク印刷と思われる)。  但し一部の 特殊Function キーは文字無しの2色成型トップにシルク印刷が施されている
模様。  尚、 同一製造元で他ブランド品には浸透印刷と思われるモデルもあります。

配列
正確な配列名はわかりませんが Function Key、特殊Key(多分 5250 端末用?) の配置は 5556 あるいは 5576-001 あたりと同様です。それでいて Text/Data キー と記号は 英語101にほぼ準拠しており、IBM 124Key と 日本IBM版のゴッチャ混ぜというところですが先にも述べたように現在のWindows環境での日本語使用を考えると 5576-001 より使い易くなっています。

 数値キー部分

 正しい配置は  Num lock -- Scroll Lock-- Dup/* --FM / 
 です。

筐体
プラスチックの質感は5576にやや劣るもののとても似通っています。  正面デザインも001をパクッたといえなくもありませんが、側面、底面の
形状は異なります。 
上下キャビネットの組み付け精度は5576を手本としたものと見えてキッチリしています。  残念ながら入手品は長年の縦積みの影響なのか、
前縁側がわずかに湾曲しています。 

上段; IBM 5576-001
下段; CIBEN 124     


撮影時の デジカメの角度の影響でCIBENの方が横幅が長く見えますが、実際は同寸です。

 

アッパーキャビネットそのものは5576-001ととても似ていますが、側面からの形はロアーキャビネット構造の違いもあってやや異なります。

直線的な外枠部分 ( 端の部分 ) と カーブを描いた内側部分(カーソルキー周り )。  5576-001 とよく似てます。

鉛筆置きというか LED部分との仕切りなどは 5556譲り というところで
しょうか。


その他

大・小 2段階のスタンドにより角度調整が可能です。 
この 調整スタンド形状は Dah Yang キーボード( Unitek ) に酷似して
います。 

キャビネット、基板その他に製造元を示すものはまるで見当たらず、FCC ID も記載されていませんので、製造元はまるで不明です。。

そっけないロゴ

LED を覆うプレートは 5576-001と異なり LED機能が明示されています。

一番下の Buzzer Click は ALT + Cancel(左Functuin 下 )
による Buzzer の on/off を示します。  これを ON にするとZenith の ポコポコ どころではありません。

   再塗装後の鉄板

 左SHIFTキー部分の枠
 スイッチ枠とスタビラーザー受け部がまとめてくりぬかれて
 いる。 これは 右SHIFT も同じ。

こちらはやや小ぶりなキーのスイッチとスタビ枠が分離した通常のカット




基板 (画像 未 )
素性を示す エッチングなどは目視範囲には見当たりません。

デカイ、キー配列がやや特殊、 という難点がありますが、鉄板仕様の MX/青軸 による軽やかなクリック感と明確な底打ち感は病み付きになってしまいそうです。  但し、人によってはキートップ上のブルーの文字が目障りだと思われる方もおられるでしょう... しかしながら日本語フォントだって外人からすればどうにかして欲しいものの代表でしょう...。    私自身は中文フォントはあまり苦になりません。 

このキーボードは 筐体デザインに新鮮味とかオリジナリティというようなものは少ないのですが、 80年代中期から90年初頭にかけて AT文化を支えた良質な Made in Taiwan キーボードの一つに数えることができると思います (配列は IBM AS4000 に特化してはいますけど )。

文中でも触れましたが他にも 「精業」 とか 「Maple」 などのロゴの兄弟機があるようでもしかすると AS400用として他にも存在するのかもしれません。

 

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